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望月さんのはてな日記id:motidukisigeru:20050203より。
そもそも、オタクというのは、意味が拡散している言葉なので、万人共通の定義などあるわけがありません。
しかし、そこにおいて「共通の定義がないんだから、言ったもんがち」というのも、言うまでもなく、あやまった行為です。
だいたい急に定義に走るからいかんわけで、もっと具体的な例をあげれば、共通地盤も出てくるでしょう。
例えば、「秋葉原のメロンブックスで、同人誌とエロ漫画もって並んでるお兄さんはオタクである」というのは、細野さんとも合意できるんじゃないかと。
万人共通の定義などあるわけがない、という点については、id:hhosono:20031008#p2にも書いたように、オタクという語の全的な定義は不可能だとぼくも思います。しかし、全的な定義は不可能だとしても、充分条件を記述することは可能だと思います。過去にぼくはid:hhosono:20031207#p2において、オタクの記述を試みました。この試みがオタクに対する記述として正確かどうかは、読者諸賢のご意見を待ちたいところですが、やはり狭義のオタクの枠をぼんやりとしたものでも提示することは、今後、少しずつ試みていくつもりです。
また、望月さんの仰った「秋葉原のメロンブックスで、同人誌とエロ漫画もって並んでるお兄さんはオタクである」は男性オタクの記述としては、同意します。
望月さんによるid:motidukisigeru:20050123での質問に対しては、現在、熟考中なので、返答については、今しばらくお待ちください。