やおい/ボーイズラブ系の絵。

 本格的にインフルエンザです。かなりフラフラです。しかし、突如、指輪の幽鬼のごとく起き上がり、ネットをチェック。
 上で書いたやおいボーイズラブ系の絵について、また、葡萄瓜XQO(id:XQO)さんからトラックバックが(id:XQO:20050219:1108807458)。

やおいBL方面の萌えとは、登場人物同士の精神的な繋がりを妄想で発酵させて行く所から始まるのだと筆者は認識しております。

かつては発酵の為の触媒を外部から提供して貰えなかったので皆独自に発酵を進めていた様でございますが、昨今では触媒を含んで提供される作品も多い為、自然と裾野も広がったのでございましょう。

キャプテン翼やおい発酵実現の場として大成しましたのも、読者が触媒を投入する余地のある登場人物が多く居たからではないか、と今にして思います。

触媒を入り込ませる余地のある登場人物とはどの様な人か。一言で言えば、完璧でない人、です。だからキャプテン翼では主人公の大空翼を除外したカップリングが初期に多く見られたのでしょうね。

初期の彼は完璧なサッカーの申し子でしたから。

 これを読む限り、葡萄瓜さんは、やおいBL系の萌えの基本は、キャラクターの関係性で萌えるのがやおいBL好きだと主張されているわけですね。それは(最近、ギャルゲーブーム以降、面妖系にもSSが増えてきてはいますが、それはまだまだ少ないので)古来より、面妖系よりやおいBL系の方がパロディ小説が多いことからもうなずけます。*1そして、やおいBL系好きな人たちの中で、関係性が重視されることは、野火ノビ太さんと斎藤環さんの対談でも明言されているようにある程度は納得できますし、「隙」のあるキャラが好まれることも納得できます。*2
 しかし、絵柄に対する、フェティッシュ的な感情や、それこそ「萌え」もやおいBL系にも、面妖系と比べて、程度の差こそあれ、それはあるのではないかと漠然と思います。この点については、単なる印象論なので、客観性に乏しいのは否めませんが。
 また、悪寒がしてきた。寝よう。

*1:絵がなくても、萌えられるということ。

*2:テニプリ」とかは初めて見たときに、「女の子にとってのギャルゲーのようなものなんだな」と思いましたし。