鏡よ鏡。

 最近のファミリーマートの制服は格好よい。ついにコンビニもああいうデザインできたか。

 写真/映画と蓄音機の発明以降、視覚メディアと聴覚メディアは如何に視覚そのもの、聴覚そのものに近づくことができるかについて腐心してきた。一方、文字メディアはそうした発展はしてこなかった。文章に対応するのは思考だが、いくら文字メディアが発達しようが、思考の多様性、複雑性に近づくことははるかに困難だからだ。
 20世紀は視聴覚メディアが急速に発展してきた時代だ。それによって何が起きたかといえば、モニタとスピーカーの向こうに見える現実の鏡像である。それによって生まれたのがidoruであり、OTAKU文化というわけだ。
 思考に近づくことを志向するメディアはサイバネティクス脳科学を含むコンピュータだろう。キットラー

グラモフォン・フィルム・タイプライター

グラモフォン・フィルム・タイプライター

という大著を書いたが、次に書かれるべきは『グラモフォン・フィルム・コンピュータ』だろう。