外回りもたまにするなら楽しい。

 今日は昼前に起きて朝昼兼用の食事を済ませてから中野に行った。アサミちゃんと一緒にエロファンナイトのフライヤー配布兼営業をするためだ。アサミちゃんと合流した後にまずはタコシェに行ってエロファンナイトのフライヤー配布と『次元往復』の委託販売をお願いし、BASIC CHAMPIONSの同人誌も納品した。担当してくださった方はとても丁寧な方で、好感が持てた。やはり接客業って素晴らしい。その後、高円寺文庫センターに行き、最期に吉祥寺の33を回って営業終了。ファミレスでアサミちゃんとお茶をした。
 アサミちゃんと色々な話をするのは今回が初めてだけど、本の趣味がわりと被っていることが判明。好きなマンガ家も被ってるみたいだし。
 アサミちゃんは河童が気になっているみたいなので、宮田登さんの『妖怪の民俗学』(ASIN:4002600521)と小松和彦さんの『憑霊信仰論』(ASIN:4061591150)を薦めてみた。あと荒俣宏さんの諸著作、特に『帝都物語』などなど。
それからなんと言っても澁澤龍彦さんの話が出来たのが嬉しかった。ぼくは都会派文系男子として澁澤さんを敬愛しているのだが、澁澤さんの話ができたのは久々なので、つい、オタコ語りをしてしまって反省する。今度はアサミちゃんが澁澤さんをどのようにとらえているかを聞いてみよう。

 ぼくが『河童』と聞いて真っ先に思い出すのは芥川龍之介

河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)

河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)

という短編小説である。芥川といい、太宰といい、気の利いたガジェットを日本の民俗文化に結びつけるのが非常に巧い。現在だと京極夏彦さんかな。今夜は「河童」を読みながら就寝しよう。