雨の六本木通りを歩いている途中で、こんなmnemoを見つけた。

 雨の六本木通りを歩いていると、前方からタクシーがやって来た。
 前面の電光掲示板の文字がやけに赤く見える。
 手を上げるとタクシーが減速した。
 掲示板には、「空中」と書いてあった。
 その刹那、タクシーは宙に舞い上がった。
 呆然と見上げる。
 ふと足元を見ると、暗雲の切れ間から街の灯りが明滅していた。



 続きは書いてください。