久々に

 イベントを主催します。詳細はこちら(id:hhosono:19740102)をご覧下さい。

 昔、ぼくはTRPGのサークルをやってて、その時は月1でコンベンションとかやっていたのです。あれから8年か……。
 イベントの内容は、OTAKU文化を含めたサブカルチャーの魅力を紹介することと、アニメ、マンガ、ゲームへの表現規制、青少年の生活、行動に対する法規制の現状についての概説を提示することです。

 90年代初頭の成年コミック騒動以来、99年の児童ポルノ禁止法、00年の青少年有害社会環境対策基本法案など、これまで国家によるアニメ・マンガ・ゲームに対する「有害な」法規制はたくさんあった。
 確かに実在児童が性的商業的搾取にあったり、性的虐待を受けることを予防するための法整備や社会への警告は重要だし、そうすることに僕は賛成する。
 しかし、「マンガ・アニメ・ゲームの暴力表現、残虐表現、性表現が児童虐待を招く」と短絡的に考えるのは間違っているとぼくは考える。
 青少年へのメディアの影響について、暴力表現、残虐表現、性表現のある作品を公表し、商品化することについて、検討すること自体はとても重要だし、ぼくも積極的にその議論には参加したい。
 ただ、日本政府や地方自治体やマスメディアは、OTAKU文化を父権的、キリスト教的道徳主義の価値観のみによって判断し、その価値観に合うものだけを評価し、そうでないものを抑圧しようとしている。
 日本のアニメ、マンガ、ゲームがこれだけ面白いのは、その表現の多様性に由来する。スタジオジブリのような作品がある一方で、氏賀Y太さんや矢追町成増さんのマンガがあるという表現の幅と、そして全国に数十〜数百万人いるOTAKUたちが同人誌を、ウェブサイトを同人ゲームを、同人CDを同人アニメを、ガレージキットを作り、コスプレをし、即売会に集まり、それらOTAKU文化を享受することで日本のアニメ、マンガ、ゲーム文化の少なくない部分が担われているという現実がある。

 そのことについて、私たちはもっと自覚的になったほうがいい。
 オヤジにだけ都合のいい世の中にはしたくないのなら。

 まあ、そういうこととかをイベントでは大雑把に説明できればいいかな、と。
あと、基本的に音楽メインのイベントなので、そこのところよろしく!