舞城王太郎の「暗闇の中で子供」を読む。
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/09/06
- メディア: 新書
- 購入: 8人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (202件) を見る
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/03/07
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 44回
- この商品を含むブログ (220件) を見る
作者の意図はさておき、前作に比べると、今回はわりととっちらかった展開。特に後半は「物語」を破壊するために書かれたのではと思うくらい。第一作を読んでダメだった人は、この作品は余計に読めないだろう。
どうやら、舞城さんに物語のカタルシスを求めるのは無駄のようだ。舞城さんは圧倒的にまず、文体の人で、最初の5ページを読んでダメなら、もう読まなくていいと思う。あと、それぞれの登場人物の内面描写がある種の「破綻」をきたしているけど、これを「下手」と見るか、その破綻こそを「今の人間の内面のリアル」と見るかも、人によって様々だと思う。ぼく個人は、基本的にはウェルメイドな物語が好きなので、壊す方法をとるなら、もっと徹底的にぶっ壊して欲しい。未読だが、
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/04/07
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 47回
- この商品を含むブログ (149件) を見る