秋葉原の風景。

先日、縁日で獲ってきた金魚。

 昨日、HDDを買ってきたら認識しなかったので、秋葉原に行く。途中、新宿の紀伊国屋書店本店に行く。伊藤剛さん(id:goito-mineral)の

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

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を買おうと思ったんだけど、本店と近くにあるマンガ関係の別館には棚置きしてなくて、本館三階のカウンターで店員にお願いすると買えるというひどい売り方だったので紀伊国屋で買うのは止めて虎の穴へ。予想通り虎の穴では売ってなかったので取り寄せをお願いする。版元がNTT出版なので、断られるかとちょっと心配したけど、大丈夫だった。何故、虎の穴で取り寄せをお願いしたかというと、虎の穴のポイントカードを持っていると定価の10%分ポイントがつくのと、おそらく虎の穴のような書店には伊藤さんの著作は流通しないと思ったので。
 その後、秋葉原に着き、お店に行ったら取り換えてくれた。有難うクレバリー。最初に買ったのはMaxtorの250GのHDDなんだけど、1000円くらいの差でSeagateの320GのHDDが売っていたので、1000円足してそっちを購入。
趣都の誕生 萌える都市アキハバラ

趣都の誕生 萌える都市アキハバラ

に明快に書かれているように、秋葉原の変遷は非常に興味深い。戦後、闇市として勃興→電気部品街となり→家電街→PC街→OTAKUタウン/つくばエクスプレス開通/東京大学大学院設立という流れはまさしく「趣都の誕生」である。
 個人的な記憶で補足するなら、90年代に90年代に駅前に立つキャンギャルは有名企業の宣伝をしていたが、その後、OTAKU絵の複製を売る呼び込み*1に換わり、今ではメイド服のメイド喫茶的なものの宣伝をしている。また、かつて秋葉原の北口は広場になっていて、ボーダーが練習していたが、今ではOTAKU系プレアイドルやOTAKU的ミュージシャンのステージとなっている。*2かつてアマチュアによるおたく文化の「ライブ」は同人誌即売会やコスプレイベントなど閉鎖空間における「ハレ」の場にしかなかったが、秋葉原の上述の変化によって、ささやかではあるが、OTAKUの「ライブ」が街に流入しつつある。これが秋葉原のみに終わるのか、それとも次の局面を迎えるのかは予測できないが、今後もその場にはいたいと思う。「お祭り男は生き返る 昼も夜も奇声張り上げ」たいからだ。

*1:格好はサブカルチャーとしてのゴスロリが多かった気がする。

*2:OTAKU系以外もいるけどさ。