書式と文体

 文章修行のために始めたはてなですが、今日までに書いた文章を読み返したところ、何故にこんなに大量に書けるようになったかが解りました。つまりぼくが素で書いた文体にはてなは優しいのだと。
 ぼくは素で文章を書くと、つい、非常に論点や文の構造そのものが整理されていない悪文を書いてしまいます。それに加えて元々、太宰治やH・P・ラヴクラフトのような、文章が延々と続いていく文体が好きだし、注釈というより単なるトリヴィアルな余談を付け加えるのが大好きなのです。そんな文章書く奴ならそりゃはてなはまるよなぁ!
 ということは、文章修行という点では、はてなのシステムに依存しないで意識的に文体を作り上げないとダメだということですよね。今まで語調も統一しないで書いてきたけど、できる限り統一するべきだ。少なくとも、批評を書く時は簡潔明瞭な断言文体で、雑記のようなものはくだけた語調というような使い分けを徹底しよう。
 文章を書く際に、紙に手書きなのとモニタを見ながらキーボードを打つのだけでもかなり違うのだから、はてなの記述方式も内容に影響はある筈だ。そのうちはてな文体、などというものもユーザ間で共有されていくのかもしれない。