燃えるSF魂。

 ハーバード大学の物理学チームが数十万分の1秒という短い時間ながら、エネルギーを全て奪うことなく、光を停止させ、再び前進させることに成功したそうだ。しかもこの研究は将来、量子コンピュータの開発や情報通信技術に応用できるかもしれないという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031211-00000002-wir-sci

 もう2003年も暮れだというのにちっとも21世紀という気がしないのですが、こういう記事を読むと、ちょっとだけ「輝かしき未来社会」を感じるね。ぼくはサイバー・リバリタニアリストではないので科学技術は進歩発展さえすれば良いとは思いませんが、研究者、技術者の皆様には頑張って欲しい。中学までは理系の大学に行こうと思っていたのに、高校に入ったら数学が出来ないことに気づいた者としては。
 これだけ社会がテクノロジーに依存してくると、正しい理系の知識を持った人文科学者の存在って見逃せない。東浩紀さんとか鈴木謙介さんとか。『情報自由論』、早く単行本化されないかな。