ついに……

振れ過ぎ&ピンぼけし過ぎ。

 不眠記録は昨日、気づいたら2時間程椅子寝りしていたので、更新されませんでした。でも1冊入稿しました。残りのオフセット新刊は2冊で、1冊はもう完成したのでもう1冊を仕上げて一緒に入稿すれば終わりです。*1
 ヨネケンSKETCH SHOWの新譜が素晴らしいと言っていたので、買いに行きたいけど、オフセット入稿終わるまで無理っぽい……。そしてぼくもMAC OS10.3が欲しい……。年明けには買おう。
 先程、コンビニに栄養ドリンク*2を買いに行った折に、ついでにデドアラガシャポンやろうと思ったら、さっくり消えてました(泣)。代わりに買ったのは『SRナムコギャルズコレクション コトブキ・マコト編』。本当は『マッハブレイカーズ』の寿真(ことぶき・まこと)が欲しかったのだけれど、出てきたのは『超絶倫人ベラボーマン』のわや姫。わや姫も好きなので嬉しい。*3このわや姫、塗りはイマイチだが、プロポーションはけっこう良い。ポーズもわや姫定番ポーズで良いね。このフィギュアを見て、わや姫が実はツイン・テイルだと気づいた。しかもこういうツイン・テイルって珍しいんじゃないかな。ツイン・テイルのデータ・ベース*4に貢献しているね。しかも編みタイツ・スパッツ*5にレッグ・ウォーマー(?)って組み合わせがエロい。編みスパッツ、良いね。わや姫を見ていると、ロラン・バルトのいうとおり、「エロスは着衣の開口部に表れる」ということを再確認できる。
 『マッハブレイカーズ』といえば、CDを持っていたことを思い出したので、帰宅後、早速探し出して聴いてみた。『ナムコゲームサウンドエクスプレス VOL.19 マッハブレイカーズ』という題名で、ゲームで使用された音楽やS.E.とキャラクター・ボイス、そして書き下ろしの曲が3曲の計57曲が入って1500円という、ファンならお買得の一枚。このアルバムの聴きどころは、書き下ろしのラスト3曲。「Me No.1 Man」はずっしり重いベースで爆音で聴きたくなるし、続く「Let's Abandon All Celemony Tonight」は当時のダンス・ミュージックの状況を感じさせる秀逸なドラムン・ベースで、そしてラストの「We Are the Stuff」は「マッハブレイカーズ」の製作スタッフが一言コメントを並べた曲。曲の大半は佐々木宏人さんという方によるものですが、細江“めがてん”慎治さん、佐宗綾子さん、佐野“電磁”信義さん*6も参加していて、かなり聴き応えがある。この3曲を聴くと、NAMCOは(少なくともこの時期は)遊び心のあるゲーム会社なのだということがよく解る。「Me No.1 Man」のボーカル&掛け合いなんか佐々木さんと電磁さん(だよね?)だし、「Let's Abandon」なんかゲーム・ミュージックらしからぬドラムン・ベースだし、「We Are the Stuff」に至っては、スタッフが楽しんで作っているのがとても伝わってくる(ともすれば悪ノリになりかねない)しで、こういう学園祭的というか、良い意味での「悪ノリ」(すごい言葉だ)を全面に押し出した、「自分達が楽しめなければ作る意味がない」という雰囲気はとても好き。やっぱり、ぼくは骨の随まで80年代なのだな、と。
 そういや、「マッハ〜」のキャラでジョニ−・サンダースってのがいるけど、これって「あの」ジョニ−・サンダースからきてるのかな? それとソフィア・レイリーって、この手のキャラとしてはスト3のエレナよりも早いのね。しかもベタにケニヤ出身とかじゃなくて、イギリス出身ってのがニクい。あと、寿真*7の声(CV:かないみかさん)は良いね。宮崎駿さんは、こういう「いかにもアニメ声優」という感じの演技が嫌いで(それだけじゃないだろうが)自身の作品で声優をほとんど使わなくなったそうだけど、ぼくはアニメやゲームの声優の演技はこうあって欲しいと思う。というのは、日本のアニメ/マンガ/ゲームは明らかに現実を模倣するものではなく、快楽原理に基づいた独自の論理によって駆動されているので、「自然な演技」よりもいかにもな演技こそがアニメやゲームの特異性を支えているからだ。つまり、アニメ/マンガ/ゲームはその技術的、メディア的な環境によってその虚構世界の内部に現実世界とは別の物理法則を作り上げており、それに我々は魅了されているはずなのだ。このような観点に立つ時、大塚英志さんのいう「アニメ・まんが的リアリズム」という概念が、アニメ/マンガ/ゲームの全般的な問題として包括的に捉えられるべきだということが解る。
 というわけで、また作業続行します。明日こそは……。

*1:オフセット本は。

*2:リポビタンDライトがお気に入り。年間、何本飲んでいるのだろうか……。

*3:というか、NAMCOはぼくにとって"神"メーカーで、特に80年代〜90年代前半のNAMCOは本当に好きなので、どれが出ても嬉しいけど。

*4:もちろん、東浩紀id:hazuma)さんの『動物化するポストモダン』における用法に準拠。

*5:「編みタイツ・スパッツ」って何だ。編みスパッツというべきか?

*6:NAMCOの名作レース・ゲーム『リッジ・レーサー』のBGMを作曲した人たち。セガのS.S.E. BAND、タイトーZUNTATAコナミ矩形波倶楽部と共に90年代前半のゲーム・ミュージックの発展に貢献した。この辺の流れは、ちゃんと歴史的にまとめられるべきだと思う。

*7:って、寿司さんみたいだね。関係ないけど。