さすが練馬(?)
先日、駅に向かう途中でポスターが落ちているのを見かけた(右画像参照)。なんともいえない気分になった。
- 作者: 和月伸宏
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/01/05
- メディア: コミック
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このマンガは正統派熱血少年マンガを今時珍しく真っ当に描きつつ、90年代以降の社会の不毛さを象徴するような悪役、蝶野を丹念に描いているところが好きだ。蝶野の人格は酒鬼薔薇事件(とそれに対する宮台真司さんの著作)と比較して読むと面白い。そして作者自ら明言しているように大槻ケンヂの小説、詩にも大きな影響を受けている。脱社会的かつ世界を滅亡させる存在としての「蝶」のイメージや「再殺」という語などがそれだ。
既に何度も書いているが、90年代以降のOTAKU文化に大槻ケンヂの作品が与えた影響については、早いうちにまとめたい。
*1:アメコミに対する知識がほとんどないんだけどさ。